バイオグラフィー

1950年
東京都大田区生まれ。小学生の頃より兄、姉の影響でスタンダードナンバーやポップスに親しむ。中学時代にバンドを結成。早くもオリジナルを手懸ける。大学時代にはジャズの魅力に取り付かれながらも、シンガー・ソングライターとしての創作活動に入り、テレビのシンガー・ソングライター・コンテストで3位に入賞する。
1973年
“はっぴいえんど”を解散したばかりの松本隆プロデュースにより、トリオレコードから「摩天楼のヒロイン」でデビュー。
1974年
“キャラメル・ママ”のアルバムで鈴木茂とデュエット。また、ムーンライダースの「火の玉ボーイ」にも参加。
1976年
CBS/SONYへ移籍。全曲本人作詞、作曲のアルバム「忘れられた夏」をリリース。
1978年
ラテンミュージックの香りのするアルバムを坂本龍一、来生えつこ、吉田保らとレコーディグ。
1979年
アルバム「SPEAK LOW」をリリース。“モンローウォーク”が有線チャート上位にランクイン。
1年後に郷ひろみがカヴァーし、同時に南佳孝の名前をメジャーに押し上げた。
1980年
Y.M.Oのメンバーとのコラボレーションにより、アルバム「MONTAGE」をリリース。
デジタルサウンドの集大成でありながら、ポップスからタンゴまで幅広いジャンルを歌い上げている。
1981年
映画「スローなブギにしてくれ」のサントラを担当し、同曲も大ヒット。また、アルバム「SILK SCREEN」をリリース。
1982年
ニューヨーク録音のアルバム「SEVENTH AVENUE SOUTH」をリリース。
1983年
アルバム「DAY DREAM」を発表。同時にサントリー等のCM音楽も手懸ける。
1984年
アルバム「冒険王」を発表。収録されている「スタンダード・ナンバー」を薬師丸ひろ子が「メインテーマ」としてカヴァー。
1985年
南佳孝がプロデューサーとして、アルバム「882STUDIO」を制作。
1986年
アルバム「LAST PICTURE SHOW」を発表。子供の頃から大好きだった映画をモチーフにした作品。
1987年
アルバム「VINTAGE」をリリース。
1988年
アルバム「DAILY NEWS」をリリース。東映映画「疵(きず)」の主題歌の依頼を受け「PARADISO」を書き下ろす。
1989年
インドへ旅立ち、衝撃的なカルチャーショックを受ける。アルバム「東京物語」をリリース。
1990年
ライブを意識したアルバム「大航海図鑑」をリリース。
1991年
アルバム「どこか遠くへ」を発表。この年、テレビの番組企画でソ連(当時)のナホトカからトルコのイスタンブールまで、音楽の源流を求め、四駆でユーラシア大陸を横断、走破。1992年アルバム「NEW STANDARD」をリリース。
1993年
今井美樹出演の資生堂“ELIXIR”CMソング「君の笑顔を」書きおろす。
8月には雑誌“BRUTUS”の取材でブラジルに赴き、ボサノヴァの神様、ジョアン・ジルベルトにインタビューを試みる。バラードベストアルバム「夏の終わりに僕は君を失う」を発表。
1995年18年間所属したSONYからキティエンタープライズの契約を結ぶ。
電気グルーヴの希望によりアルバムにヴォーカルで参加。
1996年4月アルバム「Another Tomorrow」をリリース。宮沢和史による書下ろしや大貫妙子、東京スカパラダイスオーケストラ、かの香織らの多彩なゲストを迎えて、全編ブラジル音楽による作品「Festa de Verão」(フェスタジヴェラゥン)をリリース。
8月、茅ケ崎海岸にて、サンバパーティー“太陽のメロディ”を開催。
1997年
1月、カリブ海へクルージングと音楽の旅に出る。
6月、鈴木茂、浜口茂外也プロデュース、特別ゲストミュージシャンに細野晴臣を迎えて、松本隆、鈴木茂のサウンドで綴られたアルバム「Sketch Of Life」をリリース。
8月、南佳孝Presents“太陽のメロディ”Beach Party ’97 in CHIGASAKIを開催。
バランサを始め、ザ・サーフコースターズ、かせきさいだあ≡、特別ゲストに鈴木茂を迎えるなど多彩な顔ぶれで新しい夏の風物詩ともなるイベントとなった。
10月、FM埼玉(NACK5)にてレギュラー番組スタート。太陽のメロディ〜昼のまどろみ〜 をテーマに南佳孝がセレクトした音楽とトークを繰り広げる。
1998年
かせきさいだあ≡と若手アーティストのCDプロデュース。
キューンレコードよりマキシシングル「冬のアメリカンチェリー」「逆光のポートレイト」発売。
1999年
2月渋谷クラブクアトロにて、鈴木茂率いる幻のバンド“ハックルバック”とライブを行う。
アルバム発売に先駆けて大阪、名古屋、東京、福岡、札幌と全国5ヶ所のライブツアーを行う。
「PURPLE IN PINK」を発売後、バンド、ピアノトリオ、ソロと様々な形態のライブを試み、常に躍進中。
2000年
“夏と海”をキーワードとしたジョイントライヴ、2000Vocal Sessionを杉山清貴と展開。
JT Smokin CleanキャンペーンのCMソングとしてON AIR中。
2001年
2月ビクターエンタテインメントJVCより初のカヴァーアルバム「NUDE VOICE」発売。
2002年
5月ビクターエンタテインメントJVCよりボサノバ、ラテンテイストのカヴァーアルバム「BLUENUDE」発売。各地のブルーノート系ライブスポットにて大人達の為のライブを行う。
2003年
5月5日に茅ケ崎ヘッドランドビーチにて毎年恒例のフリーコンサート開催
12月には30th STREET SOUTHというベスト盤がソニーよりリリース。
年末より佐川急便のCMスタート「遥かなディスタンス」(作曲、唄・南佳孝 作詞 松本隆)
2004年
5月21日佐川急便のCM「遥かなディスタンス」(作曲、唄・南佳孝 作詞 松本隆)を含むマキシシングルをビクターエンタテインメントよりリリース
7月21日ビクターエンタテインメントより21枚目のオリジナルアルバム「ROMANTICO」リリース
8月中旬より名古屋、大阪、福岡、東京でのライブツアー開催。
2005年
1月より六本木STB139他大阪、名古屋ブルーノートなどでライブを行う。(約60本)
2006年
6月21日にビクターエンタテインメントよりRio NovoとのコラボーレーションCD「Bossa Alegre」を発売
2008年
6月25日にユニバーサルミュージックよりブラジル・リオデジャネイロでレコーディング
されたアルバム「ボクのこころ〜メウ・コラソン」発売
2008年
12月南佳孝TAKIBI隊(ペッカー・竹田元)として「CAMP」をiTunes で配信開始
またCDとしても12月25日株式会社Dellaより発売
2010年
7月7日に大人向け洋楽カバー「あの夏・・・(In Summer)」をキングレコードより発売
2011年
3月新曲「サクラの花よ」を配信リリース。6月22日に7年振り全曲書き下ろしによるオリジナル作品「SMILE&YES」をキングレコードより発売。
2012年
2012年4月目黒ブルースアレイジャパンのライブ収録、7月にデビュー40周年に向けて、初のライブベストアルバム「All My Best」を発売。
2013年
デビュー40周年を迎え、6月19日にはリオデジャネイロにて録音してきた、カバー曲と自信のオリジナル2曲を含むアルバム「スケッチブック」、9月18日、ライブアルバム第2弾「My Back Pages〜All My BestⅡ」を発売。また、Sony Musicより40周年記念盤「オールタイムベスト〜CUARENTA〜」9月25日、アーティストに提供した150曲を超える作品から選りすぐりの20曲を収録した作品集「Alma(魂)」を10月23日発売する。
また、40周年記念ライブを東京(ビルボードライブ)、名古屋(ブルーノート)、大阪(ビルボードライブ)にて開催。東京公演ではゲストに石川セリ、鈴木茂、伊東たけしが出演。
2015年
デビューアルバム「摩天楼のヒロイン」を収録順に演奏する ライブ「42年目の摩天楼のヒロイン」をピアノの竹田元と二人で各地にて開催。2015年10月18日東京・アレーナホールにてFAINAL公演を開催。
2016年
南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組、FM COCOLO「NIGHT AND DAY」番組内の人気コーナー“レディオソロイズム”本人がセレクトした洋楽邦楽曲より毎週一曲、弾き語りを宅録音源でON AIR。その後、弾き語りライブ「Soloism」でも披露し反響も多く、CD化することになり、豪華ミュージシャンとレコーディングした音源をを3月2日に「ラジオな曲たち〜NIGHT AND DAY」を発売する。
春に、下関Jazz Club BILLIE、品川プリンスホテルクラブexにて杉山清貴とジョイントコンサートを開催し好評を得る。
2017年
杉山清貴とジョイントライブを行った縁から、アルバム「Nostalgia」を発売する。それぞれによる書き下ろし3曲とカバー曲を含め全10曲収録。カバー曲は二人のハーモニー、コーラスが生きる楽曲を本人達がセレクト。ユニット名” Half&Half”で各地でコンサート開催する。
2018年
デビュー45周年を迎え、9月に7年ぶりにオリジナルフルアルバム「Dear My Generation」を発売。
ミュージシャン・作家陣にもこだわり制作、来生えつこ、斉藤和義も参加。アレンジは、井上鑑、ベーシスト小原礼とドラマー屋敷豪太のデュオ・ユニット「The Renaissance」、森俊之、住友紀人、以上4ユニットが手がけそれぞれの味わいを産み出している。ゲストミュージシャンに、ギタリストChar、キーボード尾崎亜美、デュエットソングでは太田裕美が参加。全12曲が収録。
2019年
FMCOCOLO「NIGHT AND DAY」が4月で10年目を迎え、番組発信の「ラジオな曲たち~NIGHT AND DAY」の第二弾「ラジオな曲たちⅡ」を9月に発売する。
70歳を迎える1年前に「I will 69 you」と題し、南佳孝フェスを東京EXTHATERにて、ゲストには太田裕美、尾崎亜美、斉藤和義、杉山清貴、鈴木みのりを迎えて、サポートメンバーには、鈴木茂、小原礼、屋敷豪太、松本圭司、住友紀人と豪華メンバーで開催する。
2020年
南佳孝フェス大阪公演を3月に予定するが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となる。
10月28日に南佳孝、杉山清貴二人の共作アルバムの第二弾「愛を歌おう」を発売。収録曲は、書き下ろし新曲5曲のほか、The Beatlesなど二人の歌声が生きる5曲をセレクト。THE TEDDY BEARSの「To Know Him Is to Love Him」は、坂本美雨がボーカルに参加、全10曲を収録。同10月7日に発売記念ライブを鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜にて観客人数を限定して、ライブ配信収録をおこなう。
2021年
昨年、鎌倉プリンスホテルにて収録した「愛を歌おう」のライブをDVD&CD化。NHK〈ラジオ深夜便〉2021年4~5月「深夜便のうた」で放送の『海へ行こうか』を収録した「愛を歌おうLIVE」を3枚組で5月12日発売する。
南佳孝フェスの大阪公演の開催は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3回の延期を経て8月5日になんばHatchにて開催する。大阪公演は、宇崎竜童、太田裕美、杉山清貴をゲストに、サポートメンバーには、小原礼、屋敷豪太、西真嗣、松本圭司、住友紀人の編成でおこなう。
2022年
南佳孝 松本隆を歌う「Simple Song~夏の終わりに」 作詞松本隆、作曲南佳孝の二人の共作のみを歌うライブを9月3日大阪心斎橋パルコ SPACE14、10日大手町三井ホール、12月には追加公演を有楽町アイマショウにて、松本隆を歌う「いつもココロに冒険王」と題して開催する。
2023年
大手町三井ホールにて開催したライブ「南佳孝 松本隆を歌う~Simple Song 夏の終わりに」をCD化、3月22日発売。
9月21日にデビュー50周年を迎え、各地にて50th Anniversary コンサートを開催中。

2023年5月現在