「今週の一首」カテゴリーアーカイブ

今週の一首「短歌と詩の時間」《2020年10月28日放送》

「ここで満足していられるなら

それはそれでいいけど、ぼくはやだね

ずぶずぶの毎日に足を取られて

歳を取って行くなんて真平だ

何かがしたい 1ミリでも成長したい」

 

「他人(ひと)に好かれようなんて

オレの柄じゃないだろ

船の舳先に陣取って、何か前触れが見えないかと

目を凝らしてる、そんな役所さ

だけど、こう天候が悪いと船が揺れるだけで

何も見えたもんじゃない」

今週の一首「短歌と詩の時間」《2020年10月21日放送》

「風が乾き始めた頃でした

清々しい花の香りがしなくなった頃

わたしは全てに飽きてしまいました

空を見上げて微笑むことも

ひとりでいることも」

 

「何も持たずにふらっと旅に出たいなと

思うことがあります

友達に会いに行くような感じで、、、

深夜過ぎのお気に入りのバーにいる時など

無性にそんな事を感じたものでした」

今週の一首「今週の言」《2020年9月16日放送》

南の「詩」をご紹介!

「あんなことがあって ぼくらの土地も海も汚れたけれど

明日に向かって生きてゆくのです

いつの日か満開の桜の森になるように一株一株

丁寧に植えてゆくのです」

 

「青春の一曲がぼくにもあるんだ

誰にも言わないけれど それを聴くと確実に

その時に帰れる だからほんのたまにしか

聴かないことにしている」