月別アーカイブ: 2022年3月

今週の一首「短歌の時間」《2022年3月30日放送》

自作の詩を1つ、みなさんに披露したいと思います。

沢山言うことがあったようなそんな気がするのに

いざ会ってみると何にもなかったような気がする

あの映画のワンシーンでこんな事を言ってたとか

あの本がとても面白くてまるで外国の街を歩いているみたいだったとか

でも、君の瞳に会うと何故かそんなことはどうでもよくなっていて

そばにいるだけでうれしい。髪の毛がふとしたひょうしに香るだけでうれしい

好きだよとか愛してるなんて言葉は要らない

そんな雰囲気の中にいるだけでぼくは、ヒーローで君はヒロイン

ぼくらだけのストーリーを創ろう

台所のよっぱらい「土井さん家の春サラダ」《2022年3月30日放送》

♫作り方(1人分)

①ゆで卵を作る。卵の平たい方を少し叩いてヒビを入れ水から茹で、沸騰したら弱火にして8分、冷水を注いで皮を剥いておく。

②新じゃがの小さなもの3個の皮を剥き7ミリ幅に切る。20センチ直径のフライパンにジャガイモを入れ水3分の1カップを加え蓋をして火にかける。煮立ったら弱火にして20分ほどゆっくりと蒸し茹でにする。

③新玉ねぎ半分とハム適量を千切りにする。

④そら豆は、薄皮に斬り込みを入れて2分程塩茹でにしザルに上げ、冷まして薄皮を剥く。

⑤マヨネーズを作る。ちょい大きめのボールに卵2個の黄身を入れマスタード大さじ1強と、塩小さじ1を入れ、サラダ油1カップをごく少量づつ加え、泡立て器で完全に乳化する様にしっかりと混ぜる。

⑥これの繰り返しですが最初が肝心。ネットリする様に常に混ぜ続ける。大変ですが、頑張って。全体が重たくなって来たら米酢大さじ1を加え硬さを緩め、再び油を注いで混ぜ、白胡椒を適量加えて出来上がり。

⑦それを用意した野菜の上にかけてボナペティート。

今週の一首「短歌の時間」《2022年3月22日放送》

今日も自作の「詩」をみなさんに紹介したいと思います。

名付けようのないふたりに ぼくは歌を歌いたい

星の降るような夜に ぼくは愛を語りたい

忘れ去られた一人の老婆に捧げたい

生まれたばかりの乳飲み児に愛を授けたい

無口になった二人の大人に ぼくは歌を歌いたい

大きな声で 囁くようなピアニッシモで

ぼくは愛を歌いたい

全身全霊を込めて歌を歌いたい

台所のよっぱらい「栗原さん家のコールスロー」《2022年3月23日放送》

♫作り方

①マヨネーズを作る、キャベツが入るくらいの大きめのボールに卵黄一個入れて混ぜ、マドラーでサラダ油半カップの油を少しづつ加えながらよく混ぜる。クリーム状になったら塩胡椒する。

②キャベツ一玉の4分の1ほどを7ミリ幅に切る。芯のあたりは外すか薄く刻む。にんじん2分の1をスライサーで細切りにする。きゅうり一本は、縦半分に切って、種をスプーンで削り取り、3ミリ幅の小口切り。

③マヨネーズとは違うボールに野菜を入れて軽く混ぜ、塩大さじ1を振って全体に絡める。

④平らな皿などを上に乗せ30分ほど置く。時間が経ったら水気をよく絞り、先ほどのマヨネーズのボールに入れ、砂糖小さじ2、レモン大さじ1を加えホールコーン50グラムも加えて味をみて塩で整える。

★南の一口メモ★

今回は、マヨネーズ固まらず焦りましたが、なんとかなりました。キャベツが余ったときなど作ったみてください。

今週の一首「短歌の時間」《2022年3月16日放送》

今日は自作の「詩」をみなさんに紹介したいと思います

ぼくの心は動いている

熱く静かに燃えている

湿った梅雨空の下でも、一面氷の張った湖の上でも

いつも心は燃えている

お腹の少し下の方に小さなストーブがあって

その中で炭が燃えているからだ

熾火の様に静かな時と沢山炭を焚べて激しく燃えている時と

ストーブはいつも大活躍、それは生きているからだ

でも、熾火のような火がぼくは一番好き

読書をしたり、絵を描いたりする時はいつも熾火

料理も仕上げで煮込む時は熾火にかぎる

さぁ、良い炭になる木を沢山探そう

そして楽器のように良く鳴る炭を拵えるんだ

いつも心が動いているように

熱く静かに燃えているように

台所のよっぱらい「白菜と豚バラのひとり鍋」《2022年3月16日放送》

♫作り方

①白菜は、ひと束の8分の1程度を根元を切って2、3センチ幅に切る。豚バラ100グラム程度を4センチ幅に切る

②小さな鍋に料理酒50ccから75ccを入れて白菜の半分を入れ、豚バラの半分をその上に乗せ、同様にもう一回重ねます

③鶏がらスープの素、適量、有れば豚のスープの素、適量、黒胡椒も適量振りかけて蓋をし強火で熱する。沸々としてきたら中火にして7分ほど蒸す。

④豚バラに火が通ったかなと思ったら蓋を外し、ピザ用チーズを適量散らして再び蓋をしとろけるまで加熱。最後に小ネギを散らして完成です。

★南の一口メモ★

ひとり鍋何回か作りましたがとても簡単で美味しいです。

是非試してみてください。

今週の一首「短歌の時間」《2022年3月9日放送》

今週は自作の「詩」を紹介しましょう。

タイトル「口笛」

寒い朝、筋雲がいくつもの平行線を作って遠くの空まで延びていた。いつものように散歩していたけれど、ふと最近口笛を吹くことを忘れていたなと思った。

口笛こんなに良い呼吸法はないと思っている。昔はいつでもどこでも口笛を吹いてたな、そんな曲も書こうと思っていた20代。

そう、口笛を吹くことを忘れていたよ。嬉しい時も寂しい時も、二人の時もひとりの時も、口笛はぼくの楽器だった。だから今日は、口笛を吹いて散歩しよう。青空に遠くまで延びた筋雲を追って、軽やかに。