「久しぶり梅雨の晴れ間に散歩する待ってましたと釣り人たちの浜」
「坂道を登るとそこに紫陽花が恋は水色滲む紫」
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
「久しぶり梅雨の晴れ間に散歩する待ってましたと釣り人たちの浜」
「坂道を登るとそこに紫陽花が恋は水色滲む紫」
「草いきれムッとするよな性の匂い若さよ茂れあわよくば天まで登れ」
「一歩づつ気持ちを前に歩きましょう季節の中を何も存ぜぬように」
「クマンバチまたこの季節が来たんだな富士山眺め鶯がなく」
「世界中見えてる月が同じならこの国の3時に逢いましょう」
「北国の遅い桜によく似合う川風泳ぐ鯉のぼりたち」
「新しく生まれ変わった君が見たい君が変われば全てが変わる」
「イメージしひとつひとつを形にする諦めるにはまだ早すぎる」
「出会いと別れの繰り返しの中で心に残るあの人は今どこに」
「ごきげんようサヨウナラ またいつか遊びましょう
それぞれの帰り道 歌を歌って帰りましょう」
「人偏を付けた人よりりっしんべんウ冠より先をしめすへん」
「ジャンケンは後出し無しのあいこでしょチヨコレイトのグリコで帰ろう」
「咲き始め花はいちばん美しいそれを過ぎると朽ちてゆくだけ」
「七歳でどういうわけか家出したひとりで生きていかなければと」
「昼食はテークアウトにしようかなロックアウトな街は鎧戸」
「小説はヘルペス、マルケス、オムニバス笑い飛ばして終わりにします」
「雨の日は借りっぱなしの本を読もう引きっぱなしの布団の中で」
「リビングの冬の日差しは胴長で暖かいのにカーテンを引く」
「世の中がどんなに早く動いてもいつも変わらず愛はあるはず」
「こんな時何をやっても駄目な時遠い空から自分を笑おう」