「太陽が低い角度で入って来る朝のリビングもうすぐ暮だ」
「太陽に一際赤く紅葉する色が消えれば年も開けるか」
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
「太陽が低い角度で入って来る朝のリビングもうすぐ暮だ」
「太陽に一際赤く紅葉する色が消えれば年も開けるか」
「フルートを去年は練習してたけどピアノの影に今はひっそり」
「テレピンの匂いが好きだ昔から何か特別な世界に連れてく」
家の前に穴が開いた この辺じゃよくある事らしい
何だか落ち着かないので旅に出た
やたらと銃を持った兵隊がいる
際立った緊張感はないが、不安が走る
すると身体がふっと浮いて首の後ろ辺りに違和感を感じる
なんだと思ってもがくが、頭のずっと上の方にピンと張った
糸のようなものが光に反射して綺麗だ
どうやら釣り上げられたらしい
正座する だらけた心を 正そうと
合気道を少し習ってた時も、禅の道場で
一泊二日の体験入門をした時も
正座は基本であったが、苦手だった
十分と決めてやるのだが、そこまでもたない
正座しよう だらけた心を 正すために
「ターコイズ、ウルトラマリンにセルリアンいろんな青が冷たく響く」
「杏色、赤紫に薄紅夕焼け空が海辺で踊る」
「久しぶり友達と呑んで騒いでも何かが残るオリのようなもの」
「逆コース散歩の道を変えてみる人の気持ちで考えてみる」
「木犀散った頃からだんだんと風は冷たく人の恋しく」
「石榴には悩みの種しかないので 噛んでも噛んでも飲み込みません」
「ここで満足していられるなら
それはそれでいいけど、ぼくはやだね
ずぶずぶの毎日に足を取られて
歳を取って行くなんて真平だ
何かがしたい 1ミリでも成長したい」
「他人(ひと)に好かれようなんて
オレの柄じゃないだろ
船の舳先に陣取って、何か前触れが見えないかと
目を凝らしてる、そんな役所さ
だけど、こう天候が悪いと船が揺れるだけで
何も見えたもんじゃない」
「風が乾き始めた頃でした
清々しい花の香りがしなくなった頃
わたしは全てに飽きてしまいました
空を見上げて微笑むことも
ひとりでいることも」
「何も持たずにふらっと旅に出たいなと
思うことがあります
友達に会いに行くような感じで、、、
深夜過ぎのお気に入りのバーにいる時など
無性にそんな事を感じたものでした」
今週は「ポエム」と「短歌」を1つずつご紹介!
「ジャズとコーヒーと油絵 あの娘が好きだった ベレー帽かぶったフランス文学 60年代のマイルスと あの娘が好きだった」
「この道のコード進行分からないどっちへ行ってもトニックないじゃん」