「4月からずっと見ている竹の子はすくすく育って5月の空へ」
「雨が降る情緒に帰る心持ち静かな朝に紅茶を淹れて」
「おふくろは何も変わらず健在で変なところが似てくるのです」
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
「4月からずっと見ている竹の子はすくすく育って5月の空へ」
「雨が降る情緒に帰る心持ち静かな朝に紅茶を淹れて」
「おふくろは何も変わらず健在で変なところが似てくるのです」
「 独裁か民主主義しか形態が思いつかない21世紀 」
「 何処までも監視されてる社会でも自由が欲しい安全も欲しい 」
「 夏が来る青筋アゲハ燕(つばくらめ)どんな年とも今年は違う」
「ピアノには打楽器と同じ要素あり女性と同じく撫でたり叩いたり」
「石榴には沢山の赤い色素あり食べる所はあまり無いのに」
「情報が人の心を蝕んでトゲトゲしてる丸くなりたい」
「描きかけの絵があるのは良いものだ あすこはそうしてここはこうして」
「確かにめんどくさい時もある でもやれば半歩進んで景色も変わる」
「光受け桜の花が散ってゆく又来年と無言の劇で」
「実を付けたシナヒイラギの緑かな赤く熟する冬はどんなだろう」
「帰り道何処へ着くかは知らねどもいつも何かを楽しんでおり」
「この道を歩き続けて60年いまだに気付くこと多かりし」
「何処かで誰かの呼ぶ声がする夕暮れ時の帰り道」
「コルコヴァド キリスト像の ところから 翼を拡げて ハングライダー」
「行く船に 逆らう風は 辛くても 帰る船には やすらぎの風」
「曇り空 生温かい 風が吹く コロナウィルスよ 雨で流れろ」
「青空を 真一文字に 引いてゆく 飛行機雲は 神の直線」
「ジャンゴには 雲という名の 曲があり メランコリックで フワフワしてた」
「どこまでも 雲追いかけて 知らぬ間に みんな何処かへ 行ってしまった」
「高速の カーブを廻れば 満月が ジョアンをかけて ヴォリューム上げる」
「満月の 海から続く 階段を 君と一緒に 登って行きたい」
「朝起きて 窓を開ければ 海が見え ほっとするよな 懐かしさかな」
「いつもなら 浜辺を歩いて行けるのに 海が荒れてる あれから九年」
「真夜中に 海で泳ぐのは やめなさい 誰かが足を 引っ張るから」
「人間は 火を見詰めてる その時が 一番落ち着く 一番安心」
「焚き火の火 じっと見つめて 語り合う 夜が白じらと 開けるに任せ」
「夜深く 大きな闇は 食してる 欲の皮から 罪人までも」