「言葉の時間」
・アブラゼミぽとりと落ちた目の前に 足ばたつかせ南無阿弥陀仏
・猫をじゃらし 猫にじゃらされ 夕暮れて 気持ちほぐれて 何処かに行こか
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
「言葉の時間」
・アブラゼミぽとりと落ちた目の前に 足ばたつかせ南無阿弥陀仏
・猫をじゃらし 猫にじゃらされ 夕暮れて 気持ちほぐれて 何処かに行こか
今日も短い詩を1つ、紹介したいと思います。
丸く太った女性の身体を描くのは難しい
ふくよかなその胸、柔らかな腰回り、肩と腕の丸み
そういえばそんな女性を題材にした作品が結構あったりする
やってみないと分からないものだ
女性を描くのは難しい、上手く付き合うのと同じくらいに
今日は短い詩を1つ、ご紹介
結局全ては人間が創って、人間が壊してゆく
法律があっても国が何処でも、お金を使って何をしても
結局全ては人間が決めて人間が動かしている
この綺麗な水の星の上で
自作の短い詩を3つほどご紹介
・五目並べの根比べどちらに転ぶか知恵比べ
・君の言葉で言ってくれ心を込めて話してくれ
・炎天下林の中で目を閉じる蝉の声に共振してみる 夏だ
「言葉の時間」
・目隠しされた私は鬼か
耳を澄まし風を読む
手探り まさぐり
手の鳴る方へ
目隠しされた私は鬼か
・洗いざらした夢でいい
ちゃんといつも持ってよう
・カメラの中にしか居ない君の夢を見た
情報が流れてゆく川の流れのように
時間の中で忘れてしまったパスワード
もう今は居ない友達のバースデー
溺れないようにしっかり呼吸しよう
「言葉の時間」
数式で割切れないから恋なんだ
恋に定理はない 心が動いているから
生きるとは愛すること
「短い詩」を紹介
「春のいたみは散り桜 夏の想いは水芭蕉 秋の香りと金木犀 黙り込んでる冬の椿に 廻り続けるレコードが」
・雨の日に朝から好きなピアノ曲こんな感じは久しぶりだな
・枯れた美もきっとあるはずちゃんとせよ
「詩の時間」
心の一番底に住んでいる、ぼくの仙人よ。
どうしていますか、あまり会わずに話しもしてなかったけど
世間がこんな様相になってきてふと気になったものだから
訪ねてきました。ぼくのすべてを司っている貴方だったら
良い知恵を授けてくれるのではないかと思い酒を持って
ここまで来ました
もう何人もの世代を超えてぼくを見てきている訳だから、
どんなことでも知っているだろうしその本質もようく分かって
いるだろうからね
魂に訴えかけてくるという言葉があるけどあれは一体何だろうね。
真剣に寝食も忘れて没頭すれば出来るという訳でもないし、
「あらよ」っとばかりに描いたものがとても良い具合のものに
出来上がることもある、不思議なものだ。
でも、魂をつかまえているのはあなたでしょう、
ぼくの仙人よ、心の一番底に住んでいる人よ、どうか教えておくれよ
その魂というものを。
・燕来るいつもの事といいながら駅舎の中がまたにぎやかに
・暑い日が三日つづいて曇り空寒く静かに時は移れり
・五十年同じ仕事をやってきて純な心は毎日磨こう