「ことばの時間」
・ノマドなどと気取ってた時もあったけど
老いたカウボーイは何処へ行くのだろう
フェーバーさん
・料理には作った人の生い立ちや 家族の顔が見え隠れする
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
「ことばの時間」
・ノマドなどと気取ってた時もあったけど
老いたカウボーイは何処へ行くのだろう
フェーバーさん
・料理には作った人の生い立ちや 家族の顔が見え隠れする
今日もまずは「ことばの時間」。今日は自作の「短い詩?短歌?」をいくつか。
・ゲンコツを馬鹿野郎とばかりに 自分に突き出す そんな日もある
・失敗はつきもの それでもメゲずにやり続ける 絶対にできると信じ続ける
・ほろ酔いの夏の夕暮れ帰り道ブルースハープ高らかに吹き
・明け方に分厚い本を読み終わり朝焼け空は希望に満ちてた
・地の果ての夕焼け赤く機関車は厳つい顔で静かに笑う
短い詩を一編
一本の線に一つのメロディーに
その人が現れるならその人をちゃんとしよう
その人は物事を整理し考え、どこへ行きたいのか
どの道が本当なのか見極めて動くだろう
その一日一日を大事にしてきた人だろう
だからそこにその人の一本の線も一つのメロディーも
落ち着いて輝くのだろう
そこはかとないイメージが現れるのだろう
「言葉の時間」
・わたしは残された時間を
考えるようになった
・とてもきれいな蝶々を子供の時見かけて
追いかけてきたらこんな所まで来たのです
ただそれだけの話です
「言葉の時間」
・アブラゼミぽとりと落ちた目の前に 足ばたつかせ南無阿弥陀仏
・猫をじゃらし 猫にじゃらされ 夕暮れて 気持ちほぐれて 何処かに行こか
今日も短い詩を1つ、紹介したいと思います。
丸く太った女性の身体を描くのは難しい
ふくよかなその胸、柔らかな腰回り、肩と腕の丸み
そういえばそんな女性を題材にした作品が結構あったりする
やってみないと分からないものだ
女性を描くのは難しい、上手く付き合うのと同じくらいに
今日は短い詩を1つ、ご紹介
結局全ては人間が創って、人間が壊してゆく
法律があっても国が何処でも、お金を使って何をしても
結局全ては人間が決めて人間が動かしている
この綺麗な水の星の上で
自作の短い詩を3つほどご紹介
・五目並べの根比べどちらに転ぶか知恵比べ
・君の言葉で言ってくれ心を込めて話してくれ
・炎天下林の中で目を閉じる蝉の声に共振してみる 夏だ
「言葉の時間」
・目隠しされた私は鬼か
耳を澄まし風を読む
手探り まさぐり
手の鳴る方へ
目隠しされた私は鬼か
・洗いざらした夢でいい
ちゃんといつも持ってよう
・カメラの中にしか居ない君の夢を見た
情報が流れてゆく川の流れのように
時間の中で忘れてしまったパスワード
もう今は居ない友達のバースデー
溺れないようにしっかり呼吸しよう