・くり返し歌を歌えどぴったりとはまる時などめったにないのだ
・絵描きには星の数ほどスタイルがあってもなくても好きなものは好き
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
・くり返し歌を歌えどぴったりとはまる時などめったにないのだ
・絵描きには星の数ほどスタイルがあってもなくても好きなものは好き
・つばくらめ梅雨の走りの雨上がり気持ち良さげに空を交差す
・携帯に今は亡き友の誕生日眺めてしばし時の速さよ
・いつまでも有ると思うな金と健康今ここに在る幸せ感謝
・目を閉じてキスするように夜が開けたそれでもぼくは君を抱けなかった
・寂しさに呼び止められて振り向けばみんなもこっちを振り向いている
・旅人よ死ぬまで旅せよ安住の地などどこにもこの世にはない
南の自作の「短歌」を3首、紹介
・コロナ禍で観葉植物目ではじめ育ち悪いと土を変えおり
・散歩でも毎日会う人会わぬ人挨拶したり素通りしたり
・毎日をちょっと律して生きてゆくだらだらせず安きに流れず
南の自作の「詩」と、久しぶりに「短歌」を1つずつ紹介
キャンドルに灯った火の数だけぼくは
何をして来たのか自問自答
みんなが喜ぶ顔の向こうに
冷めたぼくがじっと見つめてる
誕生日
♫短歌を1首
雨上がるスキっと晴れずに雨上がる
今日は日曜 明日は月曜
南の自作の「詩」を1つ、紹介
「盲いた人のように夜中、目をつぶってトイレに行った
手探り、ドアノブまさぐり 先に手で触れ
感知して用をたして床に戻る
たったこれだけのことなのに
何故かみんなに
普段助けてもらってるんだなと思った
自分が出来ないことを、助けてもらってるんだなと」
南の自作の「詩」を1つ、紹介
「酔っ払った かっぱらった
ダンパをしに タンゴのレッスン
カッパ立派 ラッパ短歌
セッパ詰まった ザッパは死んだ
呼んでみても 聞こえず
読んでみても 分からず
酔っ払った かっぱらった
タッパに入れて みんなで食った」
★南の自作の「詩」を1つ、紹介
夢のつづきは明日のつづき
明るく前向きどこまでも
夢を追いかけ生きたなら
雨が降っても 悲しい時も
明るく前向きどこまでも
夢を追いかけ生きたなら
南の自作の「詩」を紹介
土から産まれ土に帰るもの
土から生まれ土にはならないもの
便利さと安さと楽しさはあったけど
そのままの形で海を漂い生き物を苦しめる
気付いていよう 何が一番大切なのか
築いてゆこう 子供たちの未来のために
南の自作の「詩」を1つ、紹介
大事なものを 失くしたような
そんな気持ちで目が覚めた
何も変わらない 景色の中で
通り過ぎてく暮らしに尋ねたい
それでも春が来て
花は咲き誇り
ゆっくりと川は流れ
夕陽の海へとたどり着く
娘たちが走る浜辺を
静かに天使が見つめてる
太陽の光 物憂げな午後
一瞬の瞬き 忘れえぬ人
それでも夏が来て
祭りが練り歩き
ゆっくりと川は流れ
朝焼けの海へと帰り着く
フクシマ