「今週の一首」カテゴリーアーカイブ

今週の一首「ことばの時間」《2023年11月29日放送》

・あの頃の君に会いたくて

カメラの中にしかいない君だけど

青い空の下旅に出たんだ

何処かで会えるような気がして

誰にも告げずに旅に出たんだ     

 

・背中合わせのぼくたちにあまり会話はなくて

見つめ合うこともなく、咳をすれば気遣うけれど

自分のことに忙しすぎて、思うことなども多過ぎて

背中合わせのぼくたちは、すれ違うことばかり 

今週の一首「ことばの時間」《2023年11月22日放送》

・見上げる空の星が綺麗なのは

思い出があるからかなぁ

あんな可愛い子 あんなイカした奴

どんどんみんなが星になってゆく     

 

・見知らぬ街に夜着いた

またここからやってゆこうと彼は考えた

仕事を見つけ、なじみの店を作り

友達を作って暮らしてゆこうと

運が良ければガールフレンドが

出来るかもしれない

仕事を覚え、任せられるまでになってゆこう

、、、見知らぬ街に彼は夜着いた  

今週の一首「短歌の時間」《2023年11月8日放送》

今日もまずは「ことばの時間」。今日は自作の「短い詩?短歌?」をいくつか。

・ゲンコツを馬鹿野郎とばかりに 自分に突き出す そんな日もある

・失敗はつきもの それでもメゲずにやり続ける 絶対にできると信じ続ける

・ほろ酔いの夏の夕暮れ帰り道ブルースハープ高らかに吹き

 

 

 

今週の一首「短歌の時間」《2023年10月25日放送》

短い詩を一編

一本の線に一つのメロディーに

その人が現れるならその人をちゃんとしよう

その人は物事を整理し考え、どこへ行きたいのか

どの道が本当なのか見極めて動くだろう

その一日一日を大事にしてきた人だろう

だからそこにその人の一本の線も一つのメロディーも

落ち着いて輝くのだろう

そこはかとないイメージが現れるのだろう