「今週の一首」カテゴリーアーカイブ

今週の一首「短歌の時間(短い詩)」《2023年2月22日放送》

夢のかけらを拾いに あの娘は今夜も

家を抜け出す 月明かりの中 星降るあの街まで

パパとママが寝てる間に ベッドに枕をつめて

忍足で静かに 屋根をつたって 星降るあの街へ

夜が明けるまで 思い切り遊びたい

何処かで誰かが きっと待っているから

夢のかけらを拾いに あの娘は今夜も

家を抜け出す

楽しいことで 頭がいっぱい

月明かりの中 星降るあの街へ

今週の一首「短歌の時間」《2022年12月28日放送》

「言葉の時間」

山登りは止まったらお終い

ほんの少しでもいいから上を目指す

登れる時はどんどん登る

そうすると大きな風景が見えるんだ

見たこともないような神々しい景色が見えるんだ

このために登って来たんだなと分かるんだ

それらを満喫したら今度はゆっくり下りる

この下りが一番危険、ゆっくり丁寧に下りてゆく

道を間違えないように繊細に注意して下りてゆく

そして里に入ったら何事もなかったように過ごすんだ

それで良い、山登りとはそういうもんだ

今週の一首「短歌の時間」《2022年12月21日放送》

「言葉の時間」

ギターの弦が切れた、切れた弦はつながらない

もう元には戻らない、新しいのと替えるしかない

弦は強く圧をかけるとキレることが普通だが、

放っておいても切れることがある

寿命というものであり、気温と湿度の影響によって

自然に切れていたりする

バチんと夜大きな音がして切れたこともあり何事かと思った

今までどのくらいの弦が切れて取り替えてきたのだろう

切れた弦だけ取り替える時もあれば、そっくり真新しいのと

替えるときもある。その時の気分とやる気のようなものが存在する

また今日もギターの弦が切れた

多分その一弦だけ替えて済ますだろう

それはやる気とかそういうものではなくて、勿体無いという

その観点だけのものである

昔から弦はなるべく替えなかった

因みにジェームス・ジェマーソンという名ベーシストは、

モータウンにいた何年もの間一度も弦を替えなかったそうだ

余談だけど

多分細野さんもあまり替えなったような気がする