「詩の時間」
心の一番底に住んでいる、ぼくの仙人よ。
どうしていますか、あまり会わずに話しもしてなかったけど
世間がこんな様相になってきてふと気になったものだから
訪ねてきました。ぼくのすべてを司っている貴方だったら
良い知恵を授けてくれるのではないかと思い酒を持って
ここまで来ました
もう何人もの世代を超えてぼくを見てきている訳だから、
どんなことでも知っているだろうしその本質もようく分かって
いるだろうからね
魂に訴えかけてくるという言葉があるけどあれは一体何だろうね。
真剣に寝食も忘れて没頭すれば出来るという訳でもないし、
「あらよ」っとばかりに描いたものがとても良い具合のものに
出来上がることもある、不思議なものだ。
でも、魂をつかまえているのはあなたでしょう、
ぼくの仙人よ、心の一番底に住んでいる人よ、どうか教えておくれよ
その魂というものを。