南自作の「無形短歌」をいくつか紹介
・何処にでも毛糸の帽子をかぶせたがるおばあちゃん
・昔はこの寺の参道だったところにマンションがすっぽり建っている
・そういえば菊人形というものを最近見かけない
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南佳孝がパーソナリティを務めるラジオ番組FM COCOLO「NIGHT AND DAY」のコーナー
自作の短歌や詩「ことばの時間」、南佳孝が描いた油絵、水彩画、パステル画「水曜日の美術室」、
手料理レシピ「台所のよっぱらい」を紹介するブログです。
「今週の一首」カテゴリーアーカイブ
南自作の「無形短歌」をいくつか紹介
・何処にでも毛糸の帽子をかぶせたがるおばあちゃん
・昔はこの寺の参道だったところにマンションがすっぽり建っている
・そういえば菊人形というものを最近見かけない
南自作の「短い詩」を紹介
素焼きのミックスナッツ、また買っちまった
ビールのつまみには、ピリッと塩気がなくちゃ
袋を開けて塩をふりシェイクする
何もなかったような顔をする
南の自作の「詩」を1つ、紹介
いかに普段の毎日が大事なのかは、ことが起こった時によく分かる。
たかが風邪を引いただけで、
腹を下しただけでもういつも通りの暮らしはできない、
もういつものようには進まない。
毎日を少しづつ少しづつ、
先に進んでいけることに感謝を忘れないようにしよう。
毎日をみんなが協力してくれてあるんだという事に感謝の気持ちを表そう。
いつもありがとう。
今日もまたそして今週も良い時が流れますように。
・赤とんぼ夏の終わりに何想う恋の残り香宴の後に
・赤とんぼある日突然いなくなりいくつもの台風やって来る
・くせっ毛が直らないから夏嫌い湿度と季節にすごく敏感
・リビングに猫と犬とでニュース観る平和な一日にぼくは居る
・ゼンマイをいっぱい巻いたオルゴールメロディ奏で静かに死んだ
自作の短歌を3首ほど紹介
・炎天下浜に出てみりゃ風涼し家に居るより外においでよ
・コロナ禍で迎える夏は3回目年々暑く水害多し
・生き方と政治が何故かそぐわない国葬するより先の手を打て
・カナヘビが岩肌走る炎天下お墓参りはいつもこの時期
・衣替えやってしまえばスッキリとそこまで至る助走の長さよ
今日は、自作の「詩」を3篇ほど紹介しましょう。
おひさまに手を合わせると温かい
朝に一礼また一日が始まる
今日は何が出来るかどこまで行けるか
楽しい
おひさまに手を合わせると温かい
なんだか大きなものに包まれて
いつまでも遊んでいられるような
安心感
おひさまは神様だから
いつも明るく新しい
だからすごいんだね
・どんよりと曇った空は響かずに水は重たしわたしは魚
・雨上がり緑の公園梅雨の中鳥はさえずり吹くは東風
・夏が来るふとした時にそう思う交差点の信号待ちで空を見上げて
・意地でやっても上手くはならない どっかに楽しい小道が隠れてる 楽にスッと出来るツボがある