今週の一首「短歌の時間」《2022年4月20日放送》

南の自作の「詩」を1つ、紹介

大事なものを 失くしたような

そんな気持ちで目が覚めた

何も変わらない 景色の中で

通り過ぎてく暮らしに尋ねたい

 

それでも春が来て

花は咲き誇り

ゆっくりと川は流れ

夕陽の海へとたどり着く

 

娘たちが走る浜辺を

静かに天使が見つめてる

太陽の光 物憂げな午後

一瞬の瞬き 忘れえぬ人

 

それでも夏が来て

祭りが練り歩き

ゆっくりと川は流れ

朝焼けの海へと帰り着く

フクシマ

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