今日は自作の「詩」を紹介したいと思います
夕陽から始まった物語は、マイナーの色調で夏のページをめくり帰るところのない男たちに囁いた。
決めるのはあなたたち次第、全てはもうすでに動いています。
上手く乗れたもの、乗り遅れたもの、そっぽを向いて違う方向に歩きだすもの、男たちは顔のない頭で考え行動した。
夕陽から始まった物語は、深い漆黒の森の時を超え、薄暗がりに微かに滲む朝日を夢見微睡んでいる。
沢山の顔のない男たちは、エンディングテーマが低い通低音で響きだしたのを感じた。
静かにゆっくりと彼らはそれに合わせて踊り始める。
何も言わずに目を閉じて。